トンネル点検車
多彩な作業領域や積載量でさまざまな現場状況にも対応します。
3次元上を直線的に、スムーズに。
高効率移動が作業時間を大幅に短縮します。
独自の4モーションコントロール機構で、斜め上下左右へのピンポイント移動が可能に。
しかも操作は直感的でとてもカンタンです。
水平・垂直移動のスピードも向上。作業の効率化に大きく貢献しています。
水平移動
デッキ水平レバーを行きたい方向へ倒すだけで、デッキを水平方向に移動できます。
垂直移動
デッキ垂直レバーを手前に引くと上へ、前に倒すと下へ、垂直移動できます。
斜め上下移動
2本のレバーを同時操作することにより、斜め上下方向へ滑らかにデッキを移動できます。
現場の声が鍛えた快適な操作性を、考え抜かれた安全装備が確実に支えています。
「もっとデッキが広ければ」、「操作をもっとカンタンに」…。そんな現場の要望に着実に応えて作業性を向上させました。
また、ストレスなく操作に集中するための安全対策も万全です。/p>
高所作業に望まれていた、ゆとりの大型デッキ
防音パネルやパイプ、資材などの積込みに適した大型のデッキを採用。防音壁工事、看板設置工事などの作業効率化を図り、デッキ上の作業にゆとりが生まれます。
損傷防止のための操作ボックス保護ガード
資材積込み時にデッキ操作部を保護するため、操作ボックスの周囲保護ガードを設置しました。
資材などの接触による損傷や誤動作を防止します。
容易なメンテナンス
旋回台外装部に大型開閉扉を採用し、非常時の操作や内部機器のメンテナンスを容易にしました。
安全でスムーズに乗降できる後部ステップ
車両左右の乗込みステップに加え、後部からの乗り込み可能なステップを、AT-200S/150Sに設定しました。作業環境に合わせて、安全でスムーズな乗降をサポートします。
4段階設定のアウトリガ
アウトリガは4段階に設定。
さまざまな現場の状況や作業内容に応じて、作業能力を最大限に発揮できます。
コンピュータ制御による目に見える安全性
過負荷防止装置(AMC)を搭載
作業状態やデッキ積載荷重をコンピュータが常時監視。
負荷オーバーによる事故を未然に防止します。
コンピュータ制御による目に見える安全性
確認しやすいアウトリガインジケータ
各アウトリガの張出し状態を個別に検出・表示。
張出幅と設置の状態をひと目で確認できます。
さらに進化した、安全対策
■緊急停止スイッチ
緊急時にスイッチ一つでブームはもちろん、エンジンも停止させ、作動停止の確実性をより高めています。
■音声警報装置
音声警報が安全作業をサポート。
音量なしで設定していても「荷物の積みすぎ」「作業範囲の限界」は警報します。
■フットスイッチ
誤作動を未然に防ぐため、上部操作でのエンジン始動・停止を、フットスイッチを踏まずに行えるようにしました。
現場に合わせてデッキもカスタマイズ(オプション)
■デッキ手すり分割仕様(AT-100SRのみ)
デッキ手すり分割仕様でクラス最小の全高2.53mを実現
デッキ手すりを分割することによって、高さ制限のある道路の通行や地下駐車場などへも進入可能です。
※作業範囲は、 標準仕様と同様です。
■落下物防止ネット「アサガオ」仕様(AT-150Sのみ)
安心作業をサポート
「アサガオ」が開くと、安心がひろがります。
デッキ手すりに装着して工具などの落下を防ぎ、作業の安全性を高めます。
閉じた状態であれば、装着したまま公道走行できます。
■ヘッドガード仕様(AT-150S/120SR)
ヒヤリ!の前に気付くから安心
デッキから伸長したヘッドガードによって、うっかり操作によるトラブルを未然に防ぎます。
さまざまな現場で効率作業。
高架下工事
高架下に足場を取り付ける作業、撤去する作業を迅速に行います。
高速道路防音壁工事・メンテナンス
防音壁の最下端から最上部まで、広い範囲の作業をこなします。
看板の取り付け、取り外し工事
都会の景観をつくる看板を素早く、美しく取り付けたり交換したりします。
ドームの内外装工事・メンテナンス
稼働率の高いドーム型の建物は街のシンボル。
メンテナンスが欠かせません。
トンネル内工事
ランプの補修、清掃等頻繁なトンネルメンテナンス作業に機動力を発揮します。
AT-120SRM <モバイルローラ>
ローラジャッキ仕様+ブーム後方格納式で抜群の作業効率。
スーパーデッキの新領域を開きます。
トンネル内など旋回が困難な現場に最適のブーム後方格納式。
あわせて高架道路やトンネル内の工事・点検作業、架線工事等の連続移動作業において、作業効率を飛躍的に向上させるローラジャッキ仕様です。
安全性と作業効率に貢献するオプション装置
デッキ自動運転装置(AT-120SRMを除く)
・経路を憶えて、最短距離で自動的に往復
あらかじめ登録された経路の往復移動が、自動的に行えます。
まずは手動で目標地点までポイントを登録しながらデッキを操作。
あとは「 行 」「戻」のボタンで、経路上の登録地点間を直線的に自動運転するので、手動操作よりも短時間で移動できます。
荷物の積み降ろしで、同じ作業ポイントを何度も往復する場合など、作業効率が飛躍的に向上します。
デッキ車幅飛出防止装置
・車線上での作業をより安全に実施
作業中にデッキが対向車線側に飛出さないように自動制御を行います。
現場の状況に応じて、車体の右側・左側どちらでも飛出防止設定が可能。
細心の注意を必要とする車線上などにおいて、デッキ操作をサポートします。
干渉防止解除スイッチ
・最適なポジションに、スムーズに移動
解除スイッチを使用することで、干渉防止機能による停止位置からさらにアプローチできます。
デッキをよりいっそう自由にコントロールでき、作業効率がアップします。
※接触に十分注意して操作して下さい。
作業状態表示装置
・デジタル表示で、状況を瞬時に判断
標準装備のモーメントのほかに、積載可能重量、作業半径、地上高をパネルに表示できます。
表示切換はスイッチを入れるだけのカンタン操作。
見やすいデジタル表示で作業状況を正確に把握しながら作業が行えます。
主要諸元
AT-120SRM
デッキ積載荷重 | 1,000kg | |
---|---|---|
最大地上高 | 11.9m | |
最大作業半径 | 8.3m(100kg積載時) | |
デッキ外寸法(長さ × 幅 × 手すり高さ) | 3.0m × 1.75m × 1.01m | |
旋回角度 | 360°連続 | |
ブーム長さ | 3.715m ~ 8.885m | |
ブーム起伏角度 | -17° ~ 78° | |
アウトリガ張出幅 | 最大 | 3.44m |
中間 | 2.84m、 2.24m | |
最小 | 1.63m | |
最大ジャッキ反力(ローラ) | F : 3,750kg R : 2,500kg | |
架装対象車 | 3.0t 車クラス |